【横浜市立高田中学校(後編)】きめ細やかな個別アンケートや部活の連絡にもCOCOOが大活躍


「子どもや保護者と会えなくても、アンケートで声を聞きつながりました」

・熊谷博文 副校長

ーーーこの春に着任されて突然、COCOOを使うと言われて、どう思われましたか。


さっぱり意味がわからなかったです(笑)。前の学校でメール配信は使っていたのでシステムに対する抵抗はなかったんですが、COCOOだと欠席連絡とか全然違う機能もありますし。でもサポートに問い合わせたりして、使いながら理解していったという感じですね。


ーーー実際に使ってみての感想は。


操作感は楽でしたので、問題ありませんでした。 私が来た時にはもう運用直前の段階で、以前にCOCOOの方が職員向けの説明会をしたそうなのですが、登録が上手くいかず未登録のままだった先生もいたみたいで。そこで、スクリーンショットをとってマニュアルみたいなものを作って、先生方全員にちゃんと登録してもらいました。


コロナの関係で在宅勤務となってしまい、連絡ツールとして必要に迫られたのもうまく作用したかなと思います。保護者についてもCOCOOで案内を送って、よくある質問についてはホームページにも掲載しています。

ーーー先生方やご家庭の変化は感じますか。


朝の電話は少なくなりましたし、欠席状況については大画面で全体の状況をみんなが見えますので、安心感がありますね。 また、保護者も働いている方が多いので、欠席連絡がCOCOOでできるようになり、その負担感はかなりなくなったと思います。


ーーー校内一のヘビーユーザーという熊谷副校長ご自身が、使ってみて便利だなと思う点を教えてください。


保護者に早めに伝えたい時に、案内を作成して、印刷して、持ち帰らせて、ということをしなくて済むのが楽です。COCOOですぐに送れる。


今はまだプリントを配ることもあります。紙を持ち帰ることで親子の会話ができ、コミュニケーションにもなりますので、それはそれで大事だと思うんです。ただ、PTAの連絡は全て紙の配布はやめました。PTA会議も今はzoomで実施しています。


また、お知らせは個別でも一斉でも送れるのがいいですね。学年や学級など決まったグループにしか出せないのとは利便性が全然違います。


例えば、新学期からの転入生に、副教材で何を持っていますかと選択肢からチェックしてもらうアンケートを送り、集計されたデータを用いて必要なものを発注したり、休校期間中には在宅勤務中の教職員に自宅のICT環境をアンケートで聞いて、必要な人にはzoom会議用にルーターを貸与したりと、アンケート機能が個別の対象に送れ、助かっています。



そもそも、一方向のメール配信システムだと返信を受けられないんですよ。それがCOCOO なら受けた回答も自動集計されますし、誰がどの答えかもデータに出てきて、エクセルで簡単に落とせます。


ーーー既にすごく工夫していらっしゃいますが、次にやりたいことはありますか。


アンケートにフリー入力欄が欲しいとお願いしていたんですが、もうすぐできるということで、これはかなり嬉しいです。COCOOさんはすぐに改善に動いてくれるので助かります。 選択肢だけでなくフリー入力も使えるようになると、感想や意見も聞けるようになるので、また色々と活用方法が広がると思います。


「連絡の取りづらい休日の部活連絡にも使えて、助かっています」

・辻田祐二 先生(学年主任・野球部顧問)

ーーーCOCOOを使うことになって、最初の感想は。


元々はメール配信システムがあり、授業や行事など学校のお知らせしか使えなかったところを、私が昨年、部活の連絡でも使えるようにしてもらったんです。それがやっと浸透してきたところだったので、正直、また新しいことやらなきゃいけないのかと思いました(笑)。ただ、一方向ではなくて生徒からの連絡も受けられるということで、ああそれだったらいいかもしれないなと。


ーーー部活の連絡は、どのような内容を送るのでしょう。


例えば、練習試合が遠征だとすると、子どもたちは7時には家を出なくちゃいけないこともあります。雨で中止といった場合、できれば家を出る前に教えてあげたいじゃないですか。そんな時に、早朝ですがCOCOOから一斉に送っています。


ーーーなるほど!他にも色々と活用を?


いいえ、それくらいですね。子どもたちに口頭で伝えたことを重ねてわざわざ送ったりはし ないです。雨が降ったから中止とか、あくまでも「緊急用」と考えています。保護者からは、土日の練習の欠席連絡が入ります。これは本当に便利です。部活の保護者説明会で、欠席連絡がCOCOOでできますって伝えたら、おぉとザワつきました(笑)

ーーーCOCOOでは1日1回しか欠席連絡は入れられないと思いますが、授業と部活をどのように使い分けているのでしょうか。


授業のある日を除き、休日はそもそも欠席連絡を使わないので、平日の連絡は授業の連絡、休日の連絡は原則部活の連絡として使い分けています。


数年前からは働き方改革で時間外や土日は留守番電話になるため、保護者が学校に電話をかけても繋がらないんですよ。だからこれまで私の場合、欠席する部員は、まず部長にその旨を伝えて、部長が練習にきた時に報告する、というルールにしていました。


それが、COCOOで休日練習の欠席連絡を受けられるようになり、練習前に画面で確認すれば把握できるので、すごく便利になりました。


今回、皆さん別々にお話をお伺いしたのに、全員が「双方向であることがいい」とおっしゃっていたのが印象的でした。学校と家庭や社会、全てが「つながる」ことを大事にされている高田中学校。先生方を信頼して自由なアイデアを尊重し、ご自身もどんどん新しいチャレンジを考えている横田校長のもとで、これからどんな活用方法が出てくるのか楽しみです。

取材・文 橋本里香子


学校連絡・情報共有サービス COCOO(コクー)

学校連絡・情報共有サービス「COCOO(コクー)」は 「課題解決」と「未来創造」の視点を兼ね備えた 教育機関向けのITソリューション&プラットフォームです。 私たちは、未来を担う子どもたちのために より良い学びの環境づくりに貢献します。 運営元 株式会社137