【横浜市立寺尾中学校(前編)】コロナ禍で学校とPTAがタッグを組んでスピード導入!COCOO 24時間欠席連絡&連絡ツール即活用

3月にwebからの問合せ、5月には全校運用開始というスピード感で、さらに使用開始直後から劇的な効果を感じているという寺尾中学校。1,000人規模のマンモス校でどのように導入を実現したのか、副校長の蛭田先生とPTA会長の安中さんにお話をお伺いしました。


横浜市立寺尾中学校:生徒数約1,000名、学級数31(2020年5月現在)

副校長:蛭田智先生

PTA会長:安中久恵さん


ーーーCOCOOを知ったきっかけは?


蛭田副校長:最初は、鴨居中で試験導入をしているという話を聞いていたんです(※1)。その後、2019年度末の副校長会で、導入を考えているという学校があってまた耳にして。ではちょっと調べてみようと、インターネットで検索をしてみました。


内容を見てみると、これはなかなかいいのではと思い、その日のうちに校長に話をしたんです。1,000人という大規模校であるうちこそ導入すべきシステムではないかと相談したところ、校長もすぐに同意してくれて。トントン拍子で進みました。


※1)COCOOは横浜市内6校において2019年3月〜2020年3月の1年間試験導入を実施。


ーーーCOCOOのどこがいいなと思われたんですか。


蛭田副校長:一番はやっぱり1,000人という大人数の欠席連絡を自動化できるということです。電話対応などで先生たちが朝の時間にかなり忙しくしている様子を見ていますので、その負担を緩和できれば、というところでした。

ーーー働き方改革には、会議を削減したり、先生方の勤怠管理、人員増など、様々なアプローチがあると思います。その中でICT活用は導入となるとハードルが高いと思うのですが、不安などはありませんでしたか。


蛭田副校長:横にいる安中さんはよくご存知かと思うんですが、私は結構なチャレンジャータイプなんです(笑)。いいものであれば、失敗してもいいからとりあえずやってみよう。ダメだったら、そこでまた考えればいいと思っているので。


ーーーそうだったんですね。ちなみに先生が寺尾中学校に赴任されたのはいつでしょうか。


蛭田副校長:昨年です。


ーーー赴任して1年でこんな変化にチャレンジを!ではPTA会長の安中さんとは昨年から一緒に活動されているのですか。


安中さん:はい、昨年はPTA副会長だったので、副校長には色々と相談することも多くて。全てにおいて話が早く、仕事もすっごく早いんですよ。あんまりこんなタイプの先生はいらっしゃらないですよ。ああ、やっぱりマンモス校を任されるだけあるなあと。


蛭田副校長:システム導入はなんとなくハードルが高いのはわかっているんですけど、便利なものなら使ってみた方がいいかな、というすごく簡単な発想です。ただ使ってみた後の効果にすごく驚いています。これは本当に導入して良かったなと。

ーーー予算はすんなり確保できたのですか。


蛭田副校長:学校の予算でもいいとは思いましたが、COCOOは先生たちの時間も削減でき、保護者の時間も削減できるわけです。両者にとってメリットがあるので、それならPTAにも相談してみようと。すぐに賛成していただいて、PTAからも費用を出してもらうことになりました。


安中さん:恐らくそこが結構難しくて、 どこでもが寺尾中学校のような阿吽の呼吸でというわけにはいかないと思います。たまたま、この組み合わせと予算取りなど全てのタイミングがバッチリ合ったので、新しいことが始められたんだと思います。


蛭田副校長:最初の問合せからすぐにCOCOOの方に来ていただき、そこにPTA会長と副会長にも同席していただきました。


ーーー初回訪問時は担当者だけということが多いのに、寺尾中学校ではPTAの方や他にもたくさんの方が揃っていらっしゃったと聞きました。


蛭田副校長:うちは人数が多いので、私だけが分かっていてもダメで。現場の職員が使うので、学年主任の先生や、予算の話にも関わってくるので事務の担当者にも同席してもらって、結構な人数がいましたね。10人ぐらいはいたかもしれません。

ーーー最初に話を聞いた印象はいかがでしたか。


安中さん:シンプルに、すごくいいなと思いました。子どもたちをしっかり見ていただくためには、先生方の負担を減らさなければいけないと思っているんです。


私達の目指すPTAとしては、無駄な仕事を減らしたいわけです。無駄なところは簡略化して、必要なところに注力したいというところが先にあるので、それにはもってこいで。


PTA の想いが一致しているので、じゃあそれってうちの学校こそやってみるべきだよね、という印象でした。だから先生方よりも必要性を感じちゃったかもしれません。


ーーー他の同じようなシステムと比較検討はされましたか。


蛭田副校長:色々と検索して、一応調べてはみましたが、そこまで比較対象になるようなものもなかったですし、やはり横浜市で試験導入されているという安心感は大きかったですね。


あと、COCOOの方が説明にいらした時に、心配な点や不明な点を現場の職員が出してくれたんですが、その場でひとつずつ今後の改善予定なども含めて回答してくださったので、それも決め手のひとつになりました。使っていくうちに改善していってくれるだろうな、という安心感があって。


そして実際、使い始めて数ヶ月でもう確実に改善してくれたものもあるんですよ。そんな会社ないだろうと。だから、まだまだ期待しています(笑)。

ーーー反対意見、反対派みたいな方々はいなかったのでしょうか。


蛭田副校長:うーん、特にはなかったですね。


安中さん:PTA総会の時に、こういった新しいシステムの導入にPTAでこれだけのお金を使います、ということはご案内したんです。お金に関する変更の場合は何かしら声が上がることが多いんですが、今回は全くそういうことがなくて。だから皆さん納得されたのかなあと思いましたね。そういうことに使ってもらえるんだったら、ということで。


ただ正直なところ、保護者全体ではシステムや予算など細かいところまで気にしていない方が多いと思うんです。学校から導入のお知らせが来ても、多分皆さんまだいまいちピンときていなかったと思います。実際に使用開始する5月頃に保護者登録の案内が配布されましたが、そこでも特に反対だとか大きな不満の声は聞いていないです。今のところすんなりときていますね。

ーーー保護者への説明会などはされたんですか?


蛭田副校長:コロナの関係上できなかったのですが、ちょうど連絡する手段を増やしたいなと思っていたので、この機会に登録してもらおうと登校日に書面で子どもたちに持たせました。いつもはプリントだけですが、今回は登録に関しての個人情報関連の書類があるので、封筒に入れて結構重々しい感じで。


ーーー期日までにどれぐらいの方が登録してくださいましたか。


蛭田副校長:これは結構覚えているんですけど、1日たったところで70%ぐらい登録済みだったんですよ。すごいなと思って。


ーーーたった1日でそんなに多くの方が!


安中さん:すごい。コロナだったからかもしれませんね。今だから特に皆さん必要性を感じたのかもしれない。学校から大事なお知らせが来るかもしれないし、家でゆっくり落ち着いて登録できますし。


蛭田副校長:そして3日後ぐらいにはもう80%を超えて、一週間後には90%を超えていました。

ーーーかなりスムーズだったんですね、驚きです。


蛭田副校長:未登録の人はシステム内でわかるので、メールや書面でお知らせしたり、逆にうまく登録できないと連絡をいただいたり。それに対してはCOCOOのサポートでの代理登録をご案内したり。そんな風に詰めていった感じで、保護者登録に関してはそんなに苦労はなかったですね。


ーーー特に苦労しなかったとは……意外でした。一方、先生方はいかがでしたか。


蛭田副校長:先生方については、COCOOの方が来て説明をしてくださったので助かりました。こういうシステムですという説明から、操作方法まで。職員室で全員パソコンに向かって、実際にやりながら教えていただけたので習得も早かったと思います。

ーーーその一回だけで大丈夫だったんですか。


蛭田副校長:はい。実際に使ってみるとそんなに難しくはないので。感覚的に使えると思うんです。そんなに負担はないですね。


ーーーそもそもパソコンに苦手意識がある先生方もいらっしゃるのではないかと思いますが、そういう方でも?


蛭田副校長:大丈夫だと思いますよ。 登録さえしてしまえばそんなに難しくないです。個人でログインしてよく見てる先生もいれば、朝は職員室の大画面にも一覧ページを映しているので、それを見て把握している先生もいますが、それで特に問題はないです。


導入までは想像以上にスムーズだった寺尾中学校。後編では、実際に使い始めてからのお話をお伺いします!

◆後編はこちら>>「朝の穏やかな時間を手に入れて、子どもとゆったり向き合える幸せを|横浜市立寺尾中学校(後編)

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